すこぶる良い天気が続いている。暑さもすっかり遠のいた。こんな日々が続くと、生きていることに幸せを感じる。加山雄三さんの歌ではないが、「幸せだなあーーー、僕はこんな天気が一番好きなんだ。僕は死ぬまで君を離さないぞ。いいだろーーー」。こんな風に叫んで見たいぜ。

加山雄三さんの歌が出たのは、先日、某スナックで「君といつまでも」を歌ったところ、点数が一番良かったので、天気にあやかったわけである。雑草の伸びも、最近は成長を忘れたかのように落ち着いている。ネズミ男君も出番がなくて、うずうずしているようだ。

そうそう、彼は最近、ゲーボール仲間のあばちゃんより、ブレスレットをもらったようだ。先日、飲みに行ったとき、「おい、おい、それどうしたんだ?}と聞くと、いつも車に乗せているおばちゃん(といっても70歳はすぎている未亡人の女性らしい)がお礼にくれたという。「おばちゃんは、あんたにほれているんじゃないの?。嫁にもらったら?」と言うと、「やめてよーー、気が強いのなんのって。ゲートボールの試合でも、いっちょん(全然)言うことを聞かっさんたい。やんなっちゃうばい」と、彼は顔をしかめながら言う。僕は「あはははーーーー」と笑った事よ。年末までは、まだまだ仕事が結構ある。近くの竹藪の伐採やら、切り倒した樹木の整理がある。おいおいやることにしよう。

ところで、最近、果物がおいしい。数日前、「無花果」を食べた。ここ、何年も、「無花果」なんて食べたことがなかった。食べ方さえ忘れて、丁寧に皮をむこうとしたら、山の神が言うではないか。「あんた、そぎゃんじゃなか。皮はそんままで、真ん中から割って、口にほおばるのよ」って。「あっ、そうーー」。上品な僕は、そんな食べ方をすっかり忘れていた。

無花果以外でも、柿や、ブドウ、バナナ、メロンなんかがおいしい。子供の頃は
バナナやメロンなんて食ったことがなかった。それは病人へのお見舞いの品として、母がよく持って行ったことを思い出す。値段も高く貴重品だったのだ。「病人は、こういうものを食べて、精をつけなくちゃいけない」ということだろう。

最近は、町を歩けば「バナナ」に当たるといった塩梅で、ちょっと左右をみると、所狭しとバナナが並べられ、売られている。値段も結構安い。すっかり庶民の味になったのだ。だが、しかし、ばっと、人間も贅沢になったものよ。手が届くようになると、見向きもせず、ありがたさを感じないようだ。僕もその一人か?。

食卓テーブルには、いつもバナナが置いてある。「ちらっ」と、一瞥を投げるのみで、食指が動かない。時折、山の神がバナナを、さいころ目に切ってヨーグルトかなんかをかけて食卓に置く。僕は「ほーーーつ、うまい」と言って,
爪楊枝で、つついて食べる。こういう食べ方もよい。丸ごとかじると、「うえーーーつ」と、喉に詰まる。

まあ、こんなそんなで、今日の美しい天気に乾杯だ。机上の仕事をする気にはなれない。





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