とっちゃん坊や達四人衆の旅が終わった。それぞれに、足の痛みと若干の疲れ?を残して無事に帰還だ。二泊三日の旅だった。空は、我々四人衆の心を物語るかのように、連日快晴。バスガイドさんが、こんな日々は珍しいと、我々以上に興奮していたのが印象的だった。さてさて、今回の旅の備忘録を残しておくか。

まずメンバーの紹介だ。リーダーはのび太君。(ほとんどの旅がそうである)その理由。礼儀正しく紳士であることだ。気配りが上手で面倒見が最高。物腰の柔らかさは天下一品。面倒くさい手続きは、ほとんど彼に任せておけばよい。他の三人は、わがままで、我が道を押しとおすタイプばかり。これじゃあー、リーダーとしては失格だ。

さて、彼の出で立ちを記しておこう。頭には真っ白のハンチング・キャップみたいなものをかぶっている、風前の灯火となった髪を隠したいのか?。定かではないが、よく似合っている。服装は上着が白のワイシャツ。ジャンパーは羽織っていない。暑いと考えたのだろう。ズボンも白である。首から、いかにも高そうな(いや、実際、高い)カメラをぶら下げている。要するにカメラの黒色を除いて全身、真っ白。これが彼のいつものパターンだ。全身真っ白の服で統一することは、僕、ジャイアンには出来ない。何故って、ジャイアンは白が苦手だからだ。

次にネズミ男君を紹介しよう。彼は僕、ジャイアンの日記にしばしば登場する好人物。雑草刈りの担い手であり、僕とともに肉体労働に励んでいる。「今日は体重が何キロ落ちていたぜ」と言うのが彼の口癖。飲み仲間であり、点数制カラオケに異常な興奮を示す。フォークソングの歌い手である。要するに、僕、ジャイアンと点数を張り合っているわけだ。130回も見合いをした男で、二十歳の頃、彼女にふられた苦い思い出を未だに引きずっている。こう書くと、彼のプラバシーの侵害に当たるかもしれないが、最近は自らが、そう、しゃべっているから、まあーーーいいか。

ネズミ男君の今日の出で立ちは頭には白い野球帽をかぶっている。外出の時はいつもそうである。まあ、見慣れると結構、似合っているか。上着はカラーシャツ。その上に白いジャンパーをはおっていた。黒い替えズボンをはいていた。
のび太君と甲乙つけがたい高級そうな(いや、たぶん高級だろう)カメラを首からぶら下げている。カメラの腕は僕、ジャイアント同様、今ひとつか?。

さてさて、三人目はスネオ君だ。彼とはサンフランシスコへ行った仲間。のび太君もそうである。スネオ君の名づけ親は、僕ジャイアンだ。何故、スネオ君なのか。理由はいたって簡単。いつも、すねているように見えるからだ。彼はネズミ男君と同様、独り身の男である。結婚願望はなさそうだ。僕は彼のひょうひょうとした生き方が好きである。物事を意に介せず、ただひたすら流れのままに自然に即して生きている。願わくば僕もそうありたい。

今日の彼の出で立ちは、頭には何もかぶっていない。そこで、僕ジャイアンが、余興の為に用意しておいたアフロヘアの小道具を取り出し彼に渡したところ、即、頭にかぶり、旅の一日目は終始、そのスタイルで過ごした。ツアー客や、すれ違う人たちが好奇な目を注いでいた。僕たちも大いに笑った事よ。彼の服装は、シャツの上に黒のジャンパー。ネズミ男君と対照的だ。ズボンは黒。圧巻なのは、彼の履き物である。な、な、なんと、草履をはいていた。いつぞやは、自分で編んだという、わらじをはいていた。旅行に草履とはおそれいった。それにアフロヘアときたら、まさに奇人変人だ。僕、ジャイアンが心配したことは、はたして、ホテルが、そのスタイルで泊めてくれるかだった。心配には及ばなかった。なんなく通過だ。

さあ、四人目は僕、ジャイアンのことだ。僕の事は今までに何度も日記に書いてきたから省略したいが、そうもいくまいか。紙面が長くなった。ここでは述べまい。






コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

この日記について

日記内を検索