いよいよ道後温泉地ともお別れだ。午前9時、定刻にバスは広島駅を目指して出発だ。じつちゃん、ばっちゃん達もいたって元気そう。このエネルギーは一体どこから生じているのか。そうそう、三日目のとっちゃん坊や達の座席は一番前。一日目は中間。二日目が後部座席だった。一番前は、フロントガラスから前方が見えて快適だ。ガイドさんも一番最後に、我々とっちゃん坊や達に花を咲かせてくれたか。

バスはこれから、いくつもの橋を渡って本州に入る。物覚えの悪いとっちゃん坊や達は橋の名前等、覚えていない。要するに、橋から瀬戸内海を見ながら「しまなみ海道」と称する高速道路等をひたすら走るわけだ。

今回の旅は晴天に恵まれ、波も穏やかで最高の旅日より。ガイドさんが、こういう日々も珍しいと、いたく強調していた。バスは来島海峡を渡り、最初に太山祇神社(おおやまずみじんじゃ)という所へ駐車した。まだ愛媛県だ。ここの神社は歴史も古く、山と海を守る神を祭っているという。大きな神木もあった。口の達者な(当然と言えば当然か)男のガイドさんが我々を案内してくれた。我々の心は巧みにあやつられていく。

神社の出口には土産品店があった。「私は店の回し者ではないが、そこのソフトクリームは、そこいらにあるものとは違う。是非食べてみてください。ほっぺたが落ちます」という。「ええーーーつ、うそーーーつ、ほんとーーー?」と言いながら、我々はまんまと口車に乗った。のび太君、僕ジャイアンが、即、購入。ネズミ男君とスネオ君はいたって慎重で食せず。「うんんんんーーーまあまあの味だ」。特にほっぺたは落ちなかったが。

まあ、せっかくだから、ここで、土産として、めかぶのお茶を買った。スネオ君は、何を思ったのか、箱入りのうどん麺を大量に買い込んでいた。「そんなに買ってどうすんの」と、聞くと、「わしの非常食たい」という。変わっているぜ。

見事、ガイドさんにあやつられて、ここを後にした。のび太君やネズミ男君はまじめに写真を撮っていた。もち、僕もカメラのシャッターを切ったことはいうまでもない。あくまでも、控えめに、控えめにだ。

ここを出てバスはさらに、さらに橋の上を走って行く。ガイドさんが言った。これらの橋のサイドには自転車の通路があります。自転車の競争もあるそうな?自転車でこの長い吊り橋を走るのって、さぞかし気持ちがいいだろうなあーー。なんでも、外国人もこの自転車道を、気に入っているらしい。

もう、いくつ橋を渡ったのか定かではない。ガイドさんがしきりに説明してくれるが、「橋の名前とて、わかんなあーーーーい」である。さて、さて、次にどこへ行くやら?。

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