10月の異称は神無月。神様が一同、どこかに集まり、会議をするらしい。そのため、あちこちで神様が不在となり、神様がいない月、「神無月」となったらしい。なるほど。おもしろい。

ところで、先月9月は長月。一説によると、夜がだんだん長くなってくる月という意味らしい。確かに日が早く落ち、夜が長くなった。それはいいとしても、今年の9月は異常気象が長引き、美しい夜空の月を眺めることもできず、暗黒の夜が無情に過ぎ去るだけだった。

ふと思い出したが、先日、ねずみ男君が、「おいらたちにとって10月は神無月じゃなくて、金無月だぜ」って言っていた。いやあああー、全く同感だ。出て行くばかりで、入ってくるのが少ない。これを出費過多という。いやんなっちまうぜ。

そんな中、僕ら、とっちゃん坊や達は、先般から計画していた小旅行を敢行した。「行けるとき行かなくちゃあー、死んでからは行けないからなあーー」。それが、とっちゃん坊や達の口癖である。

今回の旅は、のび太君をリーダーとし、ねずみ男君と僕ジャイアンが部下である。他に2名の随行者がいたが、ここでは述べまい。「さあーーて、どこに行くか?」と、何度も推敲した結果、まだ、誰も行っていないという、「世界文化遺産を見に行こう」と決定。

世界文化遺産ねえーーー?。珍しく、行き先について皆の意見が一致した。どこかと言えば「軍艦島」である。長崎港の沖合いに位置する、端島という島で、島の外観が軍艦に似ているので、「軍艦島」と異名がついたらしい。

この島の姿はテレビや写真で何度も見たことがあったが、実際に赴くのは初めて。僕ジャイアンは、なんとなく、軍艦島という名称が好きになれなかった。というのは、軍艦という名前が戦争を連想させてしまうからだ。戦争を思い出させる島が、どうして世界文化遺産なんだ。
実際は海底炭鉱の島であり、日本の産業革命に大きく貢献してきたという。

しからば、軍艦島でなくてもいいのではないか?。そう思い、写真等を見て別の名前を考えてみた。そうそう、よく見ると、大仏さんが頭を左にして寝そべっている姿によく似ている。そこで僕は命名した。軍艦島の異名は「大仏島」にしようと。決まりだ。とちゃん坊や達にはまだ言っていない。この備忘録で初めて述べた。おそらく、変な顔をして笑われるだろう。まああいいか。

とりあえず、今日は小旅行のプロローグだ。






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